引退を口にしたとき、住民が泣いた!
地方自治体の輝ける星 根本良一元矢祭町長
「自分のことは自分でやる」・・・国の方針に逆らいながらも、住民サービスを充実し、数々の地域改革を成し遂げた気骨の人
根本良一元矢祭町長福島県矢祭町は、2001年に「市町村合併をしない矢祭町宣言」を町議会が全会一致で採択し、2002年には住基ネットへの不参加を表明しました。
一件無謀にも思える「合併しない宣言」は、「昭和の大合併」での失敗を教訓にしたもので、根本町長の持論「薄い水と薄い水を合わせても濃くはならない」をもとに、町民と議会と行政が一致して全国に向けて発したメッセージでした。
その後矢祭町は、「小さいからこそ輝く町」をスローガンに、民間委託、機構改革、窓口サービスの時間延長、80カ所の「出張役場」、役場職員消防隊の結成、幼保一元化、公共料金の据置、全員徴税など、多くの改革を実現してきました。そして、2003年には同じような改革に取り組んでいる小規模自治体が集まり、栄村で「小さくても輝く自治体フォーラム」が開かれました。
多くの自治体が、地方交付金の減額を恐れ、特例債というモルヒネを打たれながら合併の道を選んでいった中、なぜ矢祭町や全国のわずかな自治体が自立できたのか。
それは「自分のことは自分でする」という首長の信念に、議会と町民が呼応し、一体となって改革に向かって行くことができたからではないでしょうか。
決してマジックではない「矢祭改革の真実」を、根本良一氏から伺います。
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